「新エネルギー委員会」:京都市の地域連携BDF化事業を解説

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9月10日(木)
主催:財団法人協和協会・時代を刷新する会
会場:参議院議員会館第4会議室

 レボインターナショナル代表・越川 哲也は、日本のエネルギー事情に関する有識者会議「新エネルギー委員会」にて、京都市の地域連携バイオディーゼル燃料化事業の状況について解説を行いました。
「京都市の地域連携バイオディーゼルフューエル化事業の解説」概要
1  バイオディーゼル燃料の使用における法的問題解決への働きかけ
2  廃食用油回収システムの構築(原料確保の重要性)
3  自動車用燃料としての安全性における燃料品質及び品質規格策定の重要性
4  バイオディーゼル燃料と廃食用油の成分分析項目及び方法の確立
5  レボインターナショナルが策定に協力した品質規格「京都スタンダード」とB100の安全性の証明
6  エンジン及び各部品に負荷をかけない燃料品質を実現する燃料化技術の開発
7  石油販売会社との協調
8  各自動車メーカーとの折衝
9  進化するエンジンシステムに対応する燃料化技術の開発
10 バイオ燃料に対する税制面での優遇措置の要望
11 廃食用油回収拠点の拡大・増加及び効率の見直し
12 次世代の原料植物の研究・栽培
 京都市では1997年から現在までの約12年間、ゴミ収集車・市バス(計約300台)に、市民から回収した使用済み天ぷら油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料を使用しており、年間約4,000トンのCO2を削減しています。レボインターナショナルは1997年当初より京都市民からの使用済み天ぷら油回収を行っており、1999年からは京都市の回収業務委託を受けています。また、京都市のバイオディーゼル燃料はレボインターナショナルの独自技術(燃料化特許申請11件)によって製造されています。
 当日は京都市のバイオディーゼル燃料使用状況への質疑応答、東京都のバイオディーゼル燃料使用におけるトラブルや原料確保の課題に対して京都市の成功事例の報告なども行われました。今後もこのような意見交換の場に積極的に参加し、CO2排出削減と資源循環型社会の構築に向けて、日本国内でのバイオディーゼル燃料普及に関する課題の解決に努める方針です。