家庭からの使用済み食用油リサイクルに向けた実証実験に関する協定を締結

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株式会社レボインターナショナル(京都府京都市、代表取締役CEO:越川 哲也。以下、「レボインターナショナル」)と大阪府藤井寺市(市長:岡田 一樹)は、家庭からの使用済み食用油リサイクル実証実験に関する協定を締結し、令和6年4月1日(月)より連携をスタートいたします。

■背景・経緯

使用済み食用油はバイオ燃料の原料として昨今注目を浴びており、藤井寺市としても何とかリサイクルできないかと様々な方法を模索していました。他方、レボインターナショナルは長年、使用済み食用油からバイオディーゼル燃料「C-FUEL」を製造し、全国での引取りネットワークも確立しており、また日揮ホールディングス株式会社、コスモ石油株式会社と共同で国内での使用済み食用油の収集からSAF※の製造、輸送及び供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化を進めており、その中で原料となる使用済み食用油の更なる供給元を必要としていました。今回、使用済み食用油のリサイクル先を探していた藤井寺市と、使用済み食用油の供給源を必要としていたレボインターナショナル両者のニーズが一致したため、収集量の把握と収集にあたっての課題検討の観点から、実証実験実施のための協定を締結する運びになりました。

■締結式

・日時 令和6年3月5日(火) 14:00~14:30(予定)

・場所 藤井寺市役所 5階 庁議室(藤井寺市岡1丁目1番1号)

・出席者(予定)

 【藤井寺市】岡田市長、市民生活部長、環境衛生課長

 【レボインターナショナル】越川代表取締役CEO、高村炭素源循環推進部長、立田推進課長

※締結式の取材を希望される場合は、3月1日(金)までに下記藤井寺市担当までご連絡をお願いいたします。

※当日は、13:50までに藤井寺市役所 5階 庁議室へお越しください。

■実証実験における役割

・藤井寺市

市内各所に専用ボックスを設置し、家庭から排出される使用済み食用油を収集し、レボインターナショナルに売却します。また、広報紙等により市民へ専用ボックスの利用を促します。

・レボインターナショナル

専用ボックスを藤井寺市へ無償で貸与します。また、藤井寺市から売却された使用済み食用油を、バイオ燃料にリサイクルします。

■今後について

令和6年度の実証実験の結果を踏まえ、令和7年度以降、藤井寺市は使用済み食用油収集の本格実施とバイオ燃料(SAFを含む)へのリサイクルを目指します。

※SAF sustainable aviation fuelの略。使用済み食用油その他の生物資源を原料として製造される航空燃料のこと。従来の航空燃料よりも温室効果ガスを大幅に削減できると期待されている。

■大阪府藤井寺市

藤井寺市は大阪府の南東部に位置し、市域面積が8.89㎢と大阪府で最も小さい市ながら、鉄道の3駅や西名阪自動車道が通っており、アクセス性の高いコンパクトシティとして形成されています。市域には、世界文化遺産に登録された古市古墳群や、日本遺産に登録された西国三十三所第五番札所の葛井寺を有し、歴史遺産が豊富なまちです。

人口:62,619人(男 29,781人、女32,838人) (令和6年1月31日)

世帯数:30,003世帯(令和6年1月31日)

面積:8.89平方キロメートル(令和6年1月31日)

ウェブサイト:https://www.city.fujiidera.lg.jp/

■株式会社レボインターナショナル

レボインターナショナルは、全国での使用済み食用油の引取ネットワークを構築し、自社開発の製造プロセスにより京都市を始めとし、長年に亘り国内外にバイオディーゼル燃料の製造販売を行い、原料調達・技術開発・製造販売の自社一貫体制を確立し、日本初の品質規格策定協力等、バイオ燃料のパイオニア企業として随一の実績を築いてきました。

今後、更に使用済み食用油の引取ネットワークを拡充するとともに新たな原料油脂の調達も本格化させ、本事業においては、国内需要の創出を図り、バイオマス循環資源としての国内利用を拡大し、炭素源循環・地域循環共生圏の構築に取り組んでまいります。

【報道関係者からのお問合せ先】

藤井寺市に関すること

藤井寺市
市民生活部環境衛生課担当:寺田・唐錦・五島
Tel:072-939-1077Mail:kankyou@city.fujiidera.lg.jp

使用済み食用油リサイクルに関すること

株式会社レボインターナショナル 
炭素源循環推進部推進課
担当: 池田
Tel:075-353-2277