12月8日(火)~10日(木)の3日間、日本・京都に於いて、第2回アジアバイオマスワークショップが開催されました。
このワークショップは、バイオマスエネルギーにおける意見・情報交換及びアジア地域の様々なバイオマスの情勢に関する交流、そして日本のバイオマスと産業情勢を直接体験することを目的としています。
レボインターナショナルは財団法人新エネルギー財団に招かれ、約30名のASEAN諸国(カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、タイ、ベトナム及びフィリピン)からの、エネルギー、バイオエネルギー、農業、鉱業、科学技術などの様々な省庁の政府関係者を含むワークショップ参加者に対して、プレゼンテーションとプラント見学会を行いました。
12月9日(水)会場:京都京阪ホテル
レボインターナショナルの会社概要と事業の紹介(使用済み食用油回収事業、バイオディーゼル燃料製造工場、ダカールラリー2007及び2009、2005年の耐久レースにおけるC-FUEL(バイオディーゼル燃料)の実績)を行いました。
12月10日(木)会場:レボインターナショナル京都工場
工場見学及び当社技術に関するプレゼンテーションを行いました。
ワークショップ参加者は特に、使用済み食用油の回収システムと100%でレーシングカーにも使用可能なC-FUELの高い品質に興味を持たれ、さらに、日本の一般家庭や飲食店が使用済み食用油を無償で提供している事実に驚かれた様子でした。
工場見学は幾分寒い朝に行われました。しかしながら、参加者は相変わらず熱心に、京都工場(2009年4月完成・日量30000リットル製造可能)を視察され、なかでも廃棄ゼロを実現する、副生グリセリンをボイラー燃料として使用できるプラント設備に興味を持たれました。参加者の関心はまた、2005年にC-FUELを100%使用して1000キロメートルの耐久レースを完走したレーシングカーにも集まりました。
プレゼンテーションでは様々な国における10以上の特許を含む、レボインターナショナルのバイオディーゼル燃料の製造工程を紹介しました。また、バイオディーゼル分野における様々な経験や知識について、参加者の皆様と懇談を行いました。
見学会の最後にワークショップ参加者の皆様と京都工場事務所前で記念撮影を行いました。
今後再び、ご参加の皆様それぞれの国の最新のバイオマス情報を伺うことと、将来における協働の機会を模索できることを楽しみにしています。
次のアジアバイオマスエネルギーワークショップはマレーシアで開催される予定であり、バイオマスとバイオ燃料産業のさらなる進歩を期待しています。